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先端医療技術の開発・支援事業 株式会社デンドリックス

AKT-DC療法

自己がん抗原刺激型CTL療法
AKT-DC(Activated Killer T cells and dendritic cells)

手術後の再発予防にエビデンスのある理想的な治療法

AKT-DC療法は、2012年まで千葉県がんセンター木村秀樹先生のもとで国の認めた先進医療として臨床研究され、がん治療として提供されてきました。

肺がんの根治手術を施された患者さんに対し、手術時に切除した所属リンパ節を用いて自己のリンパ球を増殖・活性化させ、強力にCTL (細胞傷害性Tリンパ球)を誘導する治療法です。

がん所属リンパ節には患者さん自身の複数のがん抗原を提示しているDC(樹状細胞)が自然に存在しており、抗CD3抗体の刺激なしにこれらの抗原提示によって増殖してくるキラーT細胞を中心に治療に用い、これにより増殖したリンパ球の多くがCTLとして活性化されます。術後の再発予防として理想的なテーラーメイド型の個別化免疫細胞療法と言えるでしょう。

AKT-DC療法

免疫細胞療法の有効性

がん再発予防における免疫細胞療法の効果と実際

Cancer Immunology Immunotherapy 誌、2014年、DOI 10.1007/s00262-014-1613-0 千葉県済生会習志野病院木村秀樹先生等による論文より

2007年4月から2012年7月に行った初発肺がん手術556例中、適格(ステージ1B~IV、非小細胞がん、76歳未満、PS 0または1 等)を満たす103例を対象とし、統計は、最終的に無作為で分別したグループA(免疫療法あり、50例)とグループB(免疫療法なし、51例)で比較することで行った。
いずれのグループも標準治療として、プラチナ製剤による化学療法は行っている。
免疫療法は自己のがん所属リンパ節から、「AKT-DC」と称した樹状細胞(dendritic cell: DC)と活性化キラーT細胞(activated killer T-cell: AKT)を共に培養したものを利用している。化学療法は4コース行い、免疫療法は10-14コース行った。

図1

全生存率

図1 は全生存率を示しており、5年生存率ではグループA が81.4%、グループB が48.3% となっている。この両グループ間には有意差が認められ(log-rank testでp=0.0005、Wilcoxon testでp=0.0005)、免疫細胞療法を受けた患者に明らかな有効性が確認できている。またハザード率から、グループAは1/0.229で4.36倍の5年生存率を示している。

図2

無再発生存率

図2 は無再発生存率であり、5年生存率ではグループA が56.8%、グループBが26.2% となっている。この両グループ間には有意差が認められ(log-rank testでp=0.0020、Wilcoxon testでp=0.0027)、免疫細胞療法を受けた患者に明らかな有効性が確認できている。またハザード率から、グループAは1/0.423で2.36倍の5年生存率を示している。

 

図1,図2に示されたグラフは、肺がんの術後の再発予防に対してAKT-DC療法が高い有効性を示したグラフです。
フェーズⅢの無作為抽出試験の結果をまとめ、論文として出されたもので医学的にエビデンスといわれるレベルのものです。
無再発率と全生存率ともに30%以上の高い有効性を示しています。
また、グラフからわかることは、再発しても再発時期が遅れるなど全体的な寿命が延びる効果が示されています。
私たちは、肺がんに限らない固形がんの手術後の治療に主治医のご協力をいただき、この治療を進めていきたいと考えています。

5年生存率が4倍以上に!!

HR=0.229(HazardRatio)の意味するところ:
治療しない群の生存率を1とすると治療した群の生存率は、1/0.229=4.36倍となります。
たとえば治療しない群の5年生存率が10%とした場合、治療した群の成績は43.6%になる計算です。無再発生存率でも1/0.423=2.36倍になることを意味しています。

肺がん(Ⅲ期)根治手術後抗がん剤併用による再発防止

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